大スクープ!!!謎と恐怖の、不思議な寺を某地区にて発見!!
2006年のある夏の日、僕は、北関東の人里離れた山間をドライブしていた。
山間に田畑が広がる、長閑な田舎道を通過しようとした時、
気まぐれに、集落のわき道を走ってみることにした。
背中を丸めた老人が農作業をしている、日本の田舎のどこにでもあるような風景だ。
途中、僕は潰れたドライブインを見つけて、車をとめ、付近を散策してみた。
遠くから蝉の声が鳴き響き、青空には入道雲が浮かんでいる。
少し歩いていると、ゴツゴツした岩の間を流れる清流があり、小さな橋が架かっていた。その先には営業しているのかしていないのか不明な、小さなホテルがある。
廃墟かな? と思ったけど、橋の下の清流に集っている、黒アゲハ蝶の大群に目を奪われ、僕はそのまま引き返した。
すると、橋のすぐ横に、奇妙なお寺があった。
僕は胸騒ぎがした。
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お寺の外観が奇妙だという訳ではない。
むしろ一般的だ。
ただ、存在を隠そうとするあまり、周りとの調和を少しだけ乱し、不自然な存在感や気配を与えている。そんな印象だ。
僕はさっそく、お寺の鳥居をくぐり、正面の扉を開けてみた。
意外なことに、扉はいとも簡単に開いた。
なかには、小さな賽銭箱がポツンと置いてある。
天井を仰ぎ見ると、真っ赤な蛸が女性に絡みつく奇妙な壁画があった。
僕は、自分の予感が当たったことを確信しはじめた。
賽銭箱の奥にはカーテンがひいてある。
僕はいけないことだと思いながらも、カーテンの奥が気になり、そっと覗いてみた。
すると、カーテンの向こうには、砂利の通路があり、隠し部屋というか秘宝殿のような空間になっている。
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怪しげな手書き文だ。文を読んでみると「各御神体のさいせん箱は百円丸以外は無効です。十円、五円では御神燈がつきません」「十円五円はだめ」と、100円丸を欲しがっていることがひしひしと伝わってくる内容であった。
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「ヒリッピン、マニラ沖の長寿亀雄雌之神」年令320年。ありがたや、ありがたや。
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奥へ行けば行くほど、御神体のキワモノぶりが発揮されてきます。
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壁を隔てて通路をUターン。逆サイドの展示通路を行くと…
もはや、有り難味のまったく感じられない空間になっていた。
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最高芸術品、と張り紙がある。
…男女が絡み合う日本画や、愛知県小牧市のたがた神社の宝物に混ざって、雑誌の切り抜きのようなピンナップが額に飾られている。
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お寺を後にすると、ちゃっかり扉に、「若さと美貌の神」宝物展と書いてありました。
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